勉強のカラクリ 2

【神奈川県公立高校入試】

中学校の内申点がいいので、トップ校に余裕で合格できるとお考えになる方がたくさんいらっしゃいます。 今の神奈川県公立高校入試は、各校によって「内申点」「入試本番の得点」「面接点」の比率が異なります。 例えば横浜緑ヶ丘高校は「内申点」「入試本番の得点」「面接点」の比率が3:5:2 横浜立野高校は4:4:2です。 横浜緑ヶ丘高校を狙っている場合、いくら内申点がよくても入試本番で高得点を取らなくては合格ラインに達することはできません。さらに音楽や美術など技能4教科も含めた教科横断型の問題「特色検査」も受けます。 

 公立中学校は、各校で内申点のつけ方がちがってきます。成績が真ん中や下位くらいの子に合わせた授業内容だと、簡単に「4」や「5」が取れる場合もあります。 「4」や「5」ばかりなのでトップ校も余裕だと考えていたのに、模試を受けると散々な結果になりショックを受けてしまう事もあるのではないでしょうか? 今の神奈川県公立高校入試は全県学区なので、トップ校には遠くから通ってくる子もいます。 中学受験で志望校に合格できなかったので、公立高校でリベンジと考えている子もいます。 中学受験は小学生のうちから中学校、高校の内容が出てきます。中高一貫校ではそのままの勢いで先取り学習を続けるので、公立トップ校の東大合格者数はずっと負け続けです。 巻き返しを図ろうとする公立トップ校は、中高一貫校に負けないように1年先の学習を進めたいという願いがあります。公立トップ校合格者も1年先の勉強を目指すのがトレンドです。 ゆっくりペースの中学校で「4」や「5」を取っているから余裕とあまり勉強をしていない子たちでは、とても太刀打(たちう)ちできないのです。

 こうした情報はネットで検索してもあまり出てきません。中学校の先生も、はっきりとは伝えてくれないので、どうしたらいいのかわかりません。 まずは、模試を受けてみる事をおすすめします。そしてその結果をしっかりと受け止め、自分にピッタリ合った勉強方法を少しでも早く見つける事が重要です。 

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