勉強のカラクリ 3

【学校推薦型選抜 総合型選抜】

高校の成績が悪いから、大学は一般入試しかできないと思っていませんか? 「学校推薦型選抜(旧 推薦入試)」は「公募制」と「指定校制」があります。「公募制」は校長先生の推薦があれば受験できますが、「指定校制」は大学側が高校に「〇名」と枠を指定します。 人気がある大学に対しては校内での争いがあって大変ですが、そこを勝ち抜くと「校長先生のお墨付き」という強い後ろ盾があるので、ほぼ合格が確定します。 

 「自分は内申点が低いから、学校推薦型選抜はとても無理」と最初からあきらめている人が多いのですが、進路指導室にある資料を見て調べると、高い内申点でなくてもいける大学が結構あります。 何も行動せず、最初からあきらめるのはあまりにももったいありません。 

 「総合型選抜(旧 AO入試)は「志望理由書」などを大学に提出し、面接を受けたり自分の作品を提出したりして、時間をかけて選抜される制度です。 「総合型選抜」は、9月ごろからスタートするので早めに考えなくては間に合いません。 

 最初に提出する「志望理由書」が非常に重要です。当塾で「志望理由書」の指導をする場合は、大学に自分の良いところをアピールする基本的な書き方を教えます。 さらに先日のブログの「読書感想文」でも書いた通り、その子の個性を最大限に生かした文章を書かせます。 多少文章的に崩れた部分があったとしても、その子が書いたものが基本なので、熱意の伝わり方がちがってきます。 採点する側からすると、「あぁ、これはテンプレートをそのまま写しただけだな」という文章は何の印象も残りません。膨大な出願の中ではさらっと読み飛ばされるだけです。 その子から話を聞き、頭の中を整理させ、文章の組み立てをサポートする。 あとは文法的なことや漢字のまちがいをなおすだけです。 「志望理由書」で多くの人がふるい落とされる中、当塾では多くの子達が合格を勝ち取っています。 

 「文章を書くのは苦手」と最初からあきらめず、一度「学校推薦型選抜」や「総合型選抜」も考えてみませんか? 一般入試よりも確実に大学に入れる手段を考えてみるのもよいのではないでしょうか。