勉強の裏技 67
【子供に強く言えない】
昔はパワハラ、モラハラ、DVが当たり前の時代だったので、子供を殴ってしつける親がたくさんいました。今でもそういう親御さんもいますが、昔に比べるとだいぶ減ってきていると思います。
生まれたときから目に入れてもいたくない、かわいいかわいいわが子。「これは、しからなくては」とか「『これはよくない』と強く言った方がいいのではないか?」と思っても、お子さんに対してはっきり言えないということはありませんか?
小さいころから様々な情報に触れているため、「なんでもわかっている」と大人のような態度をとる子をよく見かけます。
えらそうにしていても、矛盾点や知識の浅さを指摘するととたんにあせり始めます。私はそういう子たちを見かけると、冷静に知識のまちがいや技術の未熟さを伝えます。
あせりはじめる子はまだいいのですが、その子に足りない部分を指摘しても「それが何か?」という態度をとる子はとても残念だなぁと思います。なぜならそういう子達は周りからの指摘を一切受け付けないので、そういった状態ではそれ以上成長できないからです。
成長は、痛みや苦しさも伴います。「いやなことはやりたくない」というお子さんに対して、「いいよ、いいよ」と甘やかしてしまったために成長の芽を摘んでしまっていませんか?
「かわいいこには旅をさせよ」ということわざもあります。いきなり厳しくするのはよくありませんが、できることから少しずつお子さんの成長のためにしっかりと道を示してあげましょう。