2024年 合格速報 6
一般入試で第一志望大学合格です。
学校推薦型選抜や総合型選抜が増えている中、この子は明確に自分の進みたい道があり、一般入試に挑戦しました。
中学生の時からひざくら学習塾に入っていましたが、高校受験に合格したタイミングでいったん退塾しました。そして大学を一般入試でと決めた高校3年の5月にふたたび入塾しました。
高校3年の5月から一般入試を始めるのは、結構大変です。一般入試を考えている人たちは、だいぶ前から準備をしています。そうした人たちと残り数か月で戦っていくのです。
しかも、塾をやめていたブランクの間に取りこぼしていた部分がたくさんあります。
各教科担当の先生たちで、徹底的に戦略を考えました。
まず英語は、抜けていた英文法を教えます。生物は志望大学の傾向を研究して対策をします。塾長は何でも教えられるので古文や文学史などの苦手な部分のサポートをし、他の教科の疑問点にもこたえます。
初めて大学受験対策を始めた時、第一志望までの道のりはだいぶ遠かったのですが、徐々に基礎学力が定着し、入試本番直前には受験勉強にノリノリの状態になってきました。
この「ノリノリの状態になる」ということはとても重要です。イヤイヤ勉強をしたり、周りの人に「勉強しなさい」と強制されて勉強するのは、いくら時間をかけてもなかなか頭に入ってこない場合があります。
勉強に対して「ノリノリの状態になる」と、勉強がおもしろくなりどんどん頭の中に学習内容が入ってきます。勉強が趣味のようになってくるんですね。
いくら周りが強制しても、この状態になるのはとても難しい。「心の底から勉強にはまっていく」 その子がそうした状態に自分から向かっていくまで、周りは待つしかありません。
「北風と太陽」のお話のように、旅人の服を強い風で吹き飛ばそうとしても逆効果です。その子の個性を大切にして温かい目で見守りつつ、時にはちょっぴり厳しい現実を教えてあげる。その絶妙なさじ加減が、受験生の周りの人達に求められます。
合格おめでとう!
夢に向かってまずは大学で基礎知識を学び、たくさんの人と交流して人脈を広げていってください。期待しています。