2024年 合格速報 7
今年の神奈川県公立高校入試も終わり、ひざくら学習塾の受験生は全員第一志望校に合格しました。
合格した子の中からひとり、今年の受験生をご紹介します。
最近は発達障害という言葉が一般的になっていますが、何かしらその傾向があっても認めたがらない人が多いですね。
この子は小学生のころからひざくら学習塾に通っていました。発達障害の傾向が見られましたが、重度ではなくこの子くらいの子達は普通学級でもよく見かけます。ただ、普通学級では目立たずいつもすみっこにいるか、下手をしたらいじめの対象になってしまう場合もあります。
お母様はとてもしっかりした方で、中学に入るまでは普通学級か個別支援学級(特別支援学級)で迷っていましたが、支援学級に入れる事に決めました。
ひざくら学習塾では、引き続き学習のサポートをします。
中学3年生になり、進路を考え始めました。お母様は特別支援学校も視野に入れていましたが、この子は明確に自分が進みたい職業を決めていました。その夢に向かって公立高校入試を受ける事にしました。
神奈川県の公立高校入試は、内申点と入試当日の学力検査でほとんどの学校の合格者が決まります。中学校で支援学級に通っていると、内申点が出ません。
模試の判定をするところも、「内申点なしで、どう判断するんだろう?」と頭をひねっていました。
心配していた入試は、見事合格。開示された得点を見ると、各教科とてもいい点を取っています。普通学級に通っているお子さんで、もっと低い点数を取るパターンも今までたくさん見ています。普通にクラスで授業を受けていないのに、素晴らしい快挙です。
実は神奈川県の公立高校入試の90%は内申点と学力検査の結果で決まりますが、残り10%は先生方の話し合いで決められます。例えば部活で活躍したとか、生徒会活動をがんばったなど、中学校生活の良かった点などですね。
この子の内申点はなかったけれど、学力検査の結果とこの子自身の良いところを中学校の先生と高校の先生がともに評価してくれたのではないでしょうか?
合格おめでとう。これからも夢に向かってがんばってください。