勉強の裏技 46

【算数・数学を嫌う人々】

算数・数学が嫌いな人達と、多少まちがいがあっても問題なくサクサク取り組める人達がいます。 両方のタイプの人達を見ていると、算数・数学が嫌いな人たちは、「自分の感じ方」「自分の考え方」をとても大切にし、それとちがったものをなかなか受け入れられないタイプのように感じます。 算数・数学はたったひとつの答えにたどり着くまでの道順がたくさんあります。早くて楽な方法で解いたら効率がいいと思うのですが、その方法が「自分のやり方」とちがっていた場合、周りから「こっちのやり方の方が楽だよ」と言われても、絶対に「自分のやり方」を変えたくないのです。 そうなると答えにたどり着くまでにとても時間がかかってしまいます。算数・数学はのんびり1~2問を解けばいいというものではありません。たくさんの問題を解かなくてはならなくなると、もう自分のキャパをオーバーしてしまい、結局「算数・数学なんて、嫌い!」という事になってしまうのです。 

 算数・数学が得意な人達は、わりきって物事を考えられるので仕事などをとても早くこなせるように思われますが、効率が悪いものを切り捨てる事に何の疑問も抱かない場合もあります。 「情が深い」か「冷淡」か、と言い換えることもできるのではないでしょうか? 

 どんなことも「ちょうどいいバランス」が大切です。効率よく物事を考えながら、周りの人達の気持ちも思いやってあげられる人になりたいものですね。