勉強のカラクリ 12

【それぞれの学校のちがい】

たいていの人は、自分が通っている学校のことしかわからないと思います。当塾には私立や公立などいろいろな学校に通っている子たちが来るのでそれぞれの学校のちがいがよくわかります。

「自分の学校」の世界がすべてで他もきっと同じにちがいないと思いがちですが、そんなことは決してありません。マンガやゲームの世界のような学校がどこかにあるはずだと思う人もいますが、あれは創作の世界なのであまり現実的ではないですね。

小中高、中高一貫校や高校、大学は成績で入れる学校が変わってくるので似たような成績の人達と一緒に勉強します。

成績が同じくらいだからといって、自分と似たタイプの人ばかりかというとそんなことはありません。偏差値の高い学校へ行けばバラ色で、偏差値の低い学校は地獄という事でもありません。

偏差値の高い学校でもイヤな性格の人はいるし、偏差値の低い学校でも人間的にとてもいい人がいます。

はっきりいって同じクラスや同じ学年にどんな人がいるのかは「運」でしかないので誰にも予想はできないし、前もって対策することも困難です。

ただ、「面倒見の良い学校か?」「評判のいい先生はいるか(公立の学校の場合は転勤があるので何とも言えませんが…)」「公立小学校から公立中学校へ上がる場合、問題がある子と同じ学年になるかどうか」などは事前に情報収集することも可能です。

長年の経験と情報の蓄積があるので、質問していただければできる限りお答えすることができます。

「運」まかせで「失敗した」と後悔するよりも、対策できることは早めに考えておきましょう。

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